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ダイエットしたい!中学生の切実な悩み
中学生になると、男子はがっしりとした体型、女子は丸みのあるふっくらとした体型へ少しずつ変わっていきます。
第二次性徴といって、皆さんの体が大人の体へと変化しはじめるのです。しかし、中には第二次性徴を嬉しく思わない人もいるかもしれません。
実際に、中学生からは「体重が増えてしまった」とか「体型が太って見えるようになった」という悩みが多く聞かれます。
中学生になれば徐々に自分の外見や恋愛にも興味が出てきますので、なおのこと体型の変化や体重の変化が気になるのでしょう。
特に女子は「太っているのはかわいくない!」「太っていたら好きな人に嫌われてしまう!」という思いから、ダイエットを始める人も少なくありません。
しかし、中学生のダイエットには様々なリスクが潜んでいます。
太り過ぎは確かに問題ですが、太り過ぎているわけではないのに無理なダイエットをすることは心と体の健康を損なう原因です。
では、中学生がダイエットをする際はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
気を付けるべきポイントとは?
中学生がダイエットをする時は、
- 極端な食事制限は行わない
- 適度に運動する
- 痩せすぎに注意する
- 体重計の値ばかりを気にしない
ことが大切です。
中学生の時期は、体がどんどん成長していく時期です。
丈夫な骨やしなやかな筋肉などを作るには、栄養が必要なことがいうまでもありません。そんな時期に極端な食事制限をすればどうなるでしょうか?
食事を食べない、特定のものだけを食べ続ける、炭水化物や肉・魚を食べない……こういった方法でダイエットをすることは危険です。
確かに、一時的には体重が落ちるかもしれませんが、筋肉が減って痩せにくく太りやすい体になったり、骨がもろくなったりします。
丈夫な体を作るためには、色々な食材をバランス良く食べるようにしましょう。
適度に運動する
適度な運動は、筋肉や骨を丈夫にするのに欠かせません。
中学生であれば、体育の授業や部活動などで運動していると思いますが、もう少し痩せたいのであれば自宅で筋トレをしてみましょう。
筋トレと聞くと「筋トレをしたら筋肉ムキムキになってしまうのでは」と心配する人がいますが、私たちが少し筋トレをしたぐらいでは筋肉ムキムキになったりしないので安心してください。
痩せすぎに注意する
ダイエットの結果が徐々に表れてくると、中には「もっと痩せよう!」「もっとダイエットを頑張ろう!」とする人がいます。
その結果、食事が喉を通らなくなってしまったり、命に関わるほどやせ細ってしまったりすることもあるので注意が必要です。
ダイエットをしている本人に痩せすぎている自覚がないことも多いので、そんな時は周りの人が「もうダイエットはやめよう」「体を壊してしまうよ」とアドバイスをしてあげてください。
特に、中学生は雑誌やテレビ、友達の影響を受けやすい年頃です。
「自分はまだまだ太っている」
「まだまだ努力が足りない」
と無理なダイエットを続けた結果、心を病んで摂食障害に陥ってしまう子供もいます。
お子さんがダイエットを始めたら、保護者の方はいつも以上にお子さんの健康に気を配って揚げてください。同時に、本当の美しさや可愛さについて親子でしっかり話し合ってみてください。
体重計の値ばかりを気にしない
ダイエットをする際に、太った・痩せたを判断する一番の材料は体重計の値ではないでしょうか。
しかし、体重計の値はあくまでも「体の重さ」を表したものです。体脂肪率や筋肉量などは体重計の値に現れません。
ダイエットを行う上で重要なのは、体重よりも体脂肪率や筋肉量です。
体重計の値よりも、体組成計の値を気にするようにしましょう。
ダイエットの鍵は生活習慣の改善にあり
中学生のダイエットは、生活習慣の改善がポイントです。
- 夜遅くまで起きている
- お菓子やファストフードを良く食べる
- 家でゴロゴロしている
- 寝る直前まで何かを食べている
- 食事のバランスが悪い
など1つでも当てはまることがあれば、その改善から始めてみましょう。
1. 早寝早起きを心がけよう
私たちの体は、寝ている時に「成長ホルモン」をたくさん分泌します。
成長ホルモンには、骨や筋肉の成長させる働きや脂肪の燃焼を助ける働きがあるので、たくさん成長ホルモンが分泌されればされるほど、太りにくく痩せやすい、丈夫な体を作ることができるのです。
この成長ホルモンは、私たちが寝ている間に分泌されます。
睡眠時間が少なくなればなるほど成長ホルモンの量も少なくなってしまうので、早寝早起きを心がけましょう。
夜遅くまで起きていませんか?
布団の中でスマートフォンをいじっていませんか?
もし思い当たることがあるのであれば、今日から改善してみてください。
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2. お菓子やファストフードは控えよう
学校から帰ってきて「ちょっとおなかが空いたなぁ」とお菓子やファストフードを食べていませんか?
確かにお菓子やファストフードは美味しいものです。
しかし、ダイエットを考えるのなら控えるようにしましょう。というのも、お菓子やファストフードはカロリーが高く、栄養のバランスも良くないからです。
少しおなかが空いたときは、果物やナッツ類を少しだけ食べるようにしましょう。
果物にはビタミンや食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれていますし、ナッツ類には質の良い脂肪が含まれています。
3. 家でも適度に運動しよう
皆さんは休みの日、家でどのように過ごしていますか?
家でゴロゴロしているのであれば、少しだけ体を動かすようにしてみましょう。
ランニングやジョギングなど外に出て体を動かしても良いですし、家の中で筋トレをするのもオススメです。
体を動かすことで消費カロリーを増やすことができるだけでなく、筋肉や骨を丈夫にすることができます。
4. 食事は寝る3時間前までに済ませよう
夕食の後、寝る直前まで何かを食べていたりしませんか?
ダイエットを考えるのであれば、食事は寝る3時間前までに済ませておきましょう。
寝る直前まで食べ物を食べていると、胃腸への負担が大きくなるだけでなく、脂肪の代謝が悪くなり、太りやすくなってしまうのです。
また、「グレリン」という食欲を増進させるホルモンの分泌が多くなるので、いつもよりさらにたくさん食べてしまうようになります。
5. バランスよく食べよう
ダイエットをしている人の中には「肉や魚は食べない」「ごはんやパンは食べない」「キャベツばかり食べる」といった極端な食事制限をしている人がいます。しかし、極端な食事制限を伴うダイエットは、体への負担が大きく、健康的ではありません。
ダイエットをするのであれば、バランスの良い食事を心がけましょう。
肉や魚にはたんぱく質が含まれており、健やかな筋肉や髪、肌を作るのに欠かせません。
ごはんやパンなどの炭水化物は体を動かすエネルギーになります。
お子さんがダイエットをしているのであれば、ぜひ保護者の方は食事の面からサポートしてあげてください。
定食をイメージして、バランスの良い献立を考えてあげましょう。
詳しく知りたい方はこちらの記事をCHECK!!
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まとめ
中学生になるとダイエットに興味を持つ人も増えてくると思います。しかし、方法を間違うと心と体の健康を損なう原因にもなるので、慎重に行うことが大切です。
ダイエットをするときは、お母さんやお父さん、保健室の先生、いつも診てもらっているお医者さんに相談して、無理のない方法でダイエットをするようにしましょう。こちらの記事にも注意すべき点について詳しく書いてあります。
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