子供の日焼け対策のしすぎは深刻な『ビタミンD』不足を招く?その真相に迫る! | チルコレ

記事公開日: 2017/11/09
最終更新日: 2018/01/21 ShinozakiYu

子供の日焼け対策のしすぎは深刻な『ビタミンD』不足を招く?その真相に迫る!

昔は「子供は少し日焼けしているぐらいが良い」と言われていましたが、最近は子供も日焼け対策をするのが当たり前となっています。しかし、日焼け対策のし過ぎはビタミンDの不足を招くと言われています。

  • 目次

日差しと『ビタミンD』の関係性

子供は少し日焼けしているぐらいが健康的で良い」と思っている人は、少なくないのではないでしょうか?

しかし、最近は雑誌やテレビなどで紫外線の悪影響などが取り上げられている影響もあり、子供でも万全の日焼け対策をしていることが増えています

中には、紫外線対策に神経質になるあまり、疲れ果ててしまった親御さんもいるのではないでしょうか。

日焼け止めを塗って帽子を被らせアームカバーをさせて日差しの強い時間のおでかけは避けてサングラスもさせ年中長袖長ズボンを着用させて……と少しでも紫外線に当たらないように気を付けているという人もいるかもしれません。

しかし、日焼け止め対策のしすぎは考えものです。

確かに紫外線を浴びすぎるのは健康に悪影響を及ぼします。

一方で、

紫外線を一切浴びないようにするというのも、健康に悪いのです。

紫外線の良い影響の一つに「ビタミンDの合成」が挙げられます。

私たちの体は、日差しを浴びると「ビタミンD」という栄養素を作ります。ビタミンDには骨を丈夫にする働があり、成長期の子供には欠かせません

そのため、紫外線対策をし過ぎると、日光を浴びてもビタミンDを作ることができず、成長に欠かせないビタミンDが足りなくなってしまうのです。

子供の時ほど、体の中でビタミンDをたくさん作るために適度に日光を浴びたほうが良いとされています。

適度な日光浴の目安は15分から30分です。

直接日光に当たる場合は、両手のひら15分程度日光浴させましょう。日陰で過ごすのなら、30分程度が目安です。できるだけガラス越しではなく、外に出て日光を浴びるようにしましょう。

15分から30分の日光浴を行えば、食事から摂取するビタミンDと合わせて、1日に必要な量のビタミンDを摂取できると言われています。

『ビタミンD』不足になるとどうなるの?

では、ビタミンDが不足するとどうなるのでしょうか?

ビタミンDが不足すると、骨が弱くなってしまいます

子供であれば「くる病」大人であれば「骨軟化症」などの病気を引き起こすので注意が必要です。

また、最近の研究でビタミンDは「免疫力アップ」にも欠かせないことがわかってきました。免疫力がアップすることで病気にかかりにくい丈夫な体を作ることができるのです。

ビタミンDは、日光を浴びることで作られる栄養素なので、紫外線対策のし過ぎは禁物です。

本来作られるはずのビタミンDが作られず、ビタミンD不足を引き起こしてしまいます。

でも紫外線もいけないんでしょ?じゃあどうしたらいいの!

紫外線対策をしすぎてもダメだし、しないのもそれはそれで問題……どうすれば良いの!?」

と思っている親御さんもいらっしゃるでしょう。

紫外線対策をする際は「完璧にこだわらない」ことが大切です。日焼け止めも塗って、アームカバーもさせて、帽子もかぶらせて、サングラスもさせて……など完璧に紫外線を防ごうとしないようにしてください。

途中で続けるのが苦になるだけでなく、子供も窮屈な思いをします。特に医師から指示されたなどの場合を除き、完璧に紫外線を防ぐことはお子さんの健康にとってあまり良いこととは言えません。

もちろん、紫外線の浴びすぎは問題です。

厚生労働省の「紫外線環境保健マニュアル」(※1)によれば、

紫外線には、

  • 日焼け
  • 紫外線角膜炎
  • 免疫機能低下
  • シミやシワ
  • 白内障
  • 皮膚がん

など、私たちの体に悪影響を及ぼすとされています。

(※1)紫外線|環境保健マニュアル

また、紫外線の影響は、紫外線を浴びてから何十年もあとに現れます

そのため「子供の内から紫外線対策をしっかり行いましょう」と言われているのです。

こんなことを言うと、世の親御さんは

「紫外線対策のしすぎはダメっていう意見もあれば、しっかり対策をしよう!という意見もある……どうしたら良いの!?」と混乱してしまうかもしれません。

紫外線対策に限らず、何事も「やりすぎないこと」が大切です。

紫外線対策も「100%紫外線を防ぐ」ことを目標とせず、

「自分たちのできる範囲で、無理なく紫外線による健康被害の防ぐ」方向で考えましょう。

子供の日焼け対策の場合、下記の程度で大丈夫です。

  • 日差しが強い時はつばの広い帽子をかぶらせる
  • 海や山などに行くときや日差しが強い時は日焼け止めを塗る
  • 日陰で遊ばせる
  • 午前10時から午後2時までの間は長時間外に居ないように気を付ける

継続的な日焼けのしすぎが問題なのであって、たまに軽度の日焼けをしたからといって、子供の健康に大きな影響があるわけではありません。

しかしながら、将来の健康リスクよりも怖いといえるのが、日焼けです。

日焼けは日光によるやけどです。軽度であればすぐに痛みも治まりますが、重度になると水ぶくれなどが見られることもあります。

日焼け止め対策は、将来の健康リスクを低減させるためというよりは、

次の日、子供が痛い思いをしないようにするため」のものとして考えましょう。

1日や2日屋外で強い紫外線を浴びたとしても、私たちの体は紫外線から受けたダメージを修復する力を持っています。

そう考えると、毎日継続してしっかりとした日焼け止め対策をする必要はないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

日差しの強い時期や、海や山に行く時などは、日焼けを防ぐためにしっかりとした紫外線対策が必要ですが、そうでないときはそれほど神経質になる必要はありません

『ビタミンD』を多く含む食品で補うのもアリ

紫外線対策を行えば行うほど、紫外線による健康への悪影響は減らせますが、同時に体の中で作られるビタミンDの量も減ってしまいます。

そうすると、

丈夫な骨が作られず、子供の成長に悪影響が出てしまうのが心配です。

そんな時は、毎日の食事でビタミンDを補いましょう。

ビタミンDが豊富に含まれている食材には下記のような例があります。

  • 魚介類
  • キノコ類

特に「塩鮭」や「しらす干し」には豊富に含まれているので、上手に食卓に取り入れましょう。

特に塩鮭やしらす干しは、魚が苦手な子供でも食べやすい魚介類です。

例えば、「しらす干しオムレツ」や「塩鮭とキノコのホイル焼き」などにすれば、より子供も食べやすいのではないでしょうか。

最近では、手軽にビタミンDを補えるサプリメントなども市販されていますが、食事による補給がしっかりとできているのであれば、子供にサプリメントなどを無理に服用させる必要はないでしょう。

一般的なサプリメントは大人を基準にして成分が配合されています。そのため、そのまま子供が飲む栄養の過剰摂取になってしまう恐れもあります。

ビタミンDは、摂り過ぎる高カルシウム結晶腎臓のトラブル柔らかい組織の石灰化などを招くことがあるのです。

一方、食事から補う分には過剰摂取になることはほとんどないと言われていますので、できるだけ食事から補うようにしましょう。

まとめ

紫外線は体に悪い!」といわれて随分になりますが、紫外線は私たちの体を丈夫にするのに欠かせないものでもあります。

特に子供の成長には紫外線が必要不可欠です。

あまり紫外線対策に神経質になりすぎないように注意することが大切です。

また、今回紹介したビタミンDもそうですが、ニキビを治すには一つの栄養素を取りすぎるのはよくありません。バランスよく栄養素を取るためには、食事が重要です。食事についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

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