運動神経が悪い子なんていない?誰でも運動が楽しくなる秘訣教えます | チルコレ

記事公開日: 2017/10/15
最終更新日: 2018/02/15 IwataSayuri

運動神経が悪い子なんていない?誰でも運動が楽しくなる秘訣教えます

「うちの子は運動神経が悪いから」と諦めていませんか?運動音痴は生まれ持ったものではなく、そのほとんどが経験の差だったのです。

子供の身体能力を高めるためのキーワードは「楽しむ」こと。今からでも遅くありません。まずはできることから始めてみませんか。

  • 目次

なんで運動が苦手なの?その原因とは。

運動が苦手な子供は運動に楽しいイメージが持てません。運動は億劫、めんどくさい、疲れる…などネガティブな感情ばかり持ってしまいます。

特に今の世代の子どもたちは、親の世代に比べてカラダを動かす機会が少ない(※1)です。現代にはテレビやゲームなど、外で走り回って遊ぶよりも魅力的なものが溢れかえっています。母親が車を持つ家庭も多く、歩いてどこかに行くことすらあまりありません。

それではカラダを動かす機会は減ってしまいます。それが運動能力の低下(※2)に繋がり、運動を苦手に感じる原因のひとつとなるのです。

週3日以上、運動やスポーツを実施する子どもの割合(%)の比較

男子

女子

親の世代

今の子ども達

親の世代

今の子ども達

71.2

67.0(↓4.2)

56.3

38.8(↓17.5)

※学校での体育の授業を除く

※親の世代は昭和60年度の11歳、今の子ども達は平成28年度の11歳

(※1) 日本レクリエーション協会「子どもの体力低下の原因」から抜粋

身長・基礎的運動能力の比較

 

男子

女子

親の世代

今の子ども達

親の世代

今の子ども達

身長(cm)

143.2

145.43(↑1.9)

145.5

147.3(↑1.8)

50m走(秒)

8.8

8.8(±0)

9.0

9.2(↓0.2)

ソフトボール投げ(m)

34.0

27.2(↓6.8)

20.5

16.5(↓4.0)

※親の世代は昭和60年度の11歳、今の子ども達は平成28年度の11歳

※全国平均値は小数点以下第2位四捨五入しています

(※2) 日本レクリエーション協会「子供の体力の現状」から抜粋

「ボールを正確に投げる」「逆上がりをする」。できるイメージは経験があるからこそ鮮明に浮かびます。

カラダを動かすことが少ないと、成功するイメージが湧きません。

そして失敗を恐れて挑戦することに恐怖を感じたり、諦めたりしてしまいます。「できない」という強い気持ちが運動に対して苦手意識を生んでしまうのです。

また、実際に失敗をして運動が苦手になってしまったケースよりも、「運動が苦手」という思い込みがそうさせていることもあります。

一度苦手意識を持ってしまうと、なかなか克服できません。苦手意識が運動を遠ざけ、さらに運動音痴になっていくのです。苦い経験が運動嫌いにさせている場合もあります。ネガティブな感情は運動神経に差が出てくる幼稚園や小学校低学年頃に芽生え始めることが多いようです。

  • 競争をして負けた
  • 友達ができることができなかった
  • できないことをできるまでやらされた
  • みんなの前で失敗した

このような苦い経験は、「自分はできないんだ」と劣等感を強く感じさせます。また、できる子だけが褒められることは面白くないことです。

運動が面白くないとアウトドアよりもインドアに偏っていきます。外遊びの経験が少ないので、経験のないことやイメージできないことに対して苦手意識を持ってしまうのです。

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運動神経に遺伝は関係がない!

運動神経の良し悪しは、親の遺伝ですべて決まってしまうのではないかと思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、運動神経と遺伝はほとんど関係ありません。

ただし、両親が運動好きか否かによって日頃からカラダを動かす頻度が変わってきます。これが経験の差となり、運動神経に影響するのです。

  • 《運動が好きな両親》  アウトドア・外遊び > インドア・室内遊び
  • 《運動が苦手な両親》  アウトドア・外遊び < インドア・室内遊び

カラダの構造は遺伝的なものがありますが、運動神経は環境によって良くも悪くもなります。

生まれながらに決まっているのではなく、トレーニング次第で運動神経が向上する可能性を十分に秘めているのです。

「運動神経が悪い」とは具体的にどんなことでしょうか。「運動神経が悪い」とは、つまり「運動音痴」だということです。「運動音痴」とは、運動能力が平均以下、もしくは他人より劣っている人、及びスポーツ全般を苦手とする者のことを指します。

  • 動きが鈍い
  • 動きがおかしい
  • 人より速く走れない
  • ボールを取るタイミングがつかめない

など、人と比べて上手くできないと「運動神経が悪い」といえます。では、運動神経が悪いとどうなってしまうのでしょうか。

運動に苦手意識を持つ大人は経験があるかもしれません。リレーや団体競技で仲間の足を引っ張ってしまったり、失敗や恥ずかしさで居心地の悪い思いをしたりすることがあるでしょう。そのような経験が精神面にも大きく影響します。

  • 向上心やチャレンジ精神を失う
  • ネガティブな感情が湧きやすくなる
  • 自己肯定感(※4)が低くなる

(※4)自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。自己否定の感情と対になす感情とされる。

自己肯定感 – weblio辞書 実用日本語表現辞典

精神的な悪影響は、将来生きづらさを感じる要因ともなり得ます。ストレスをまともに受けやすく、精神疾患に掛かりやすくなってしまうこともあるようです。

運動神経がすべてではありませんが、幼少期は特に、運動神経が優れていると自分に自信を持ちやすく、自己肯定感も上がる傾向にあります。精神を鍛えたり、五感を刺激したりするためには運動は欠かせません。

カラダを動かす機会が少ないと、太りやすくなるのも特徴です。

一時期の日本では、欧米化した食生活や生活習慣の影響で肥満児が増加傾向にありました。現在は見直され少し減少しましたが、この肥満児の増加には運動不足も深く関係しています。

運動神経が悪いだけでと思われるかもしれませんが、人が健康的な生活を送るためには最低限の運動神経が必須だといえます。自分のカラダを上手にコントロールすることで、心身共に軽くなり健康的な生活が送れるのです。

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運動が楽しくなるために〜良いところを伸ばそう!

運動が楽しくなるためには、カラダを動かすきっかけ作りが大切です。きっかけは何だって構いません。運動やスポーツからでなく、公園や広場、散歩など遊びから取り入れるのが良いでしょう。

子供は興味のあることがあれば自然と走り出します。遊びの中で好奇心がおもむくまま足を向けましょう。

  • 虫を追いかける
  • 落ち葉を拾う
  • 段差に昇る
  • 高いところからジャンプする

外には可能性がたくさんあります。きっかけは何だって構いません。子供が楽しいことをさせましょう。

親は走り方やボールの投げ方を教える必要はありません。親はさまざまな経験をさせてあげることに徹しましょう。「一緒に遊び、一緒に楽しむ」。それがカラダを動かすことを楽しむきっかけとなります。

ただし、子供の好奇心や冒険心を摘まないように気を付けましょう。「危ないからダメ」ばかりでは感覚が身につきません。危ないところはサポートしつつ見守る姿勢も大切です。

カラダを動かすことに慣れてきたら、子供の挑戦したいことにチャレンジしてみましょう。はじめから成功する必要はありません。その代わり、小さな成功を見逃さずしっかり褒めてあげましょう。褒めることが自信に繋がり、運動に対してのネガティブな感情を取り除きます。

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さいごに

「運動=できる」ではなく「運動=楽しい」という気持ちを育むことが大切です。「やりたくないときにはやらない」「無理強いしない」と決めておきましょう。

カラダを動かすことがどうしても苦手であれば、運動に繋がるところから興味を引き出すのも方法です。リズム感をつけるのも良いでしょう。

  • スポーツ観戦
  • 音楽に合わせてカラダを揺らす
  • 自転車
  • 雪遊び
  • トランポリン

走るだけが運動ではありません。様々な経験が運動に親しむきっかけとなるのです。

まずは親子で外に出てみませんか。運動が楽しくなるためには、遊びの中でカラダを動かす、そして親子一緒に楽しむことが大切です。目的は決めなくても大丈夫。できることにこだわらず、楽しむ気持ちを育みましょう。

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